いやぁ、無茶なサービスがあったものです。
僕らを「どこのブレストにも派遣します。アイデア出します。呼んでください」なんて。
力技にもほどがある。
恐らくすぐになくなるサービスだと思います。現実的に考えて体がもたないから。
体力勝負と言えばです。創業当時、「HotComic」という古漫画のオンラインショップを運営していたことがあります。
全巻漫画販売書ショップ「HotComic」についてはこちら。
このサービスの中のオプションサービスに、「漫画を買った人には、都内23区内であれば、バイカー久場が、24時間以内にお届けします」という、なんとも無茶な配送サービスがあったのを思い出しました。
これも力技でした。まったく頭を使ってない。
ふむ。
まったく当時から考えることが変わっていないのだな。
と思っていたのですが、
いや、待てよ。
そういった力技にこそ、もしかしたらインターネット世界の活路があるのかもしれない。
もともと検索エンジンYahoo!も、シコシコとリンク集を作ったところからスタートしたわけですし、Googleだって、力技にものを言わせて図書データをアーカイブしていたのです。オンラインショップも、実は各種コミュニティに人海戦術で書き込んだりするのが一番効果的だったりする。
このように考えてみると、力技に、この世界で成功するヒントがあるのかもしれません。
それに、個人的にはブレストは大好きなので、ブレストに派遣されること自体はそんなに嫌ではありません。ちょうど脳科学者の茂木健一郎の本にもありました。人がひらめいた時というのは、快楽をつかさどるドーパミンが放出されると。ひらめきを常に感じるブレーンストーミングを僕が好きな理由はきっとここにあります。。
何年後かには、代表に限らず、カヤック社員みんながあらゆるところに呼ばれては、ブレストに参加するようになっているかもしれませんね・・・・
いや、違うな。そしたら自分たちがつくっている時間がなくなるから。それはないかな。
やっぱり、このサービスはすぐ中止になると思います。