「カルピス」を英語で発音すると「カウピス」(=牛のおしっこ)に聞こえるため、アメリカではネーミングを変えたとか変えなかったとか。そんなエピソード、聞いたことありませんか?
この話をヒントにつくったサービスです。
「自分の子供に、日本だけでなく、世界ではばたける名前にをつけたい」という個人的な動機もありました。
例えば。
「女の子に『えり』という女性の名前につけようと思っています」と依頼をすると。
イタリア語。
ズバリ『エリ』と発音する単語があります。動詞essere (エッセレ)の2人称・半過去形eriで、意味は英語のwereと同様に " (あなたは)?だった"という意味になります。明確にあるモノコトを意味するものではなく残念なのですが、日常頻繁に使われる単語には違いありません。ちなみにヨーロッパの一部や南米では『エリカ』という名前(女性)がわりとメジャーな名前なようです。
ポルトガル語
そのままずばりでありました。エリ(Ele)で彼氏。あと、似た響きではペリ(Pele)で「皮膚」というものもありますね。
という感じです。
最盛期には10か国語ぐらいのボランティアスタッフがいましたが、ひとり、ふたり、とどんどん辞め、とうとうサービスは終了しました。
この時代としてはネットらしい画期的なサービスだっと思うんですけどね。
で!
このサービスで、僕が改めて注目したいポイント。
みんな、スルーしているに違いありません。
それは、このサービスのネーミングです。
どうしたの?
「うん、子がいたよ」
どんな感じだった?
「うん、血が出ていたよ」
どこで?
「うん、国際公園でね」
こんな言葉遊び、小学生の頃にしませんでしたか?
これをサービス名にしてしまう感性。
ここで、このネーミングの良し悪しを議論する気はありません。
でも、創業期に立ち上げたサービスがこれですから、ルーツはここにあるのかもしれません。だから、う○こ好きばかりが集まるんだな・・・。
「ネーミングで挑戦をする」というカヤックの文化は、このサービスからスタートしていたようです。